寒河江

寒河江市 高松用水

円筒分水
コロナ禍も一段落した6月に寒河江を訪れた。山形新幹線、左沢線を乗りついて約3時間半、
父が40年前に訪れたときは山形まで4時間かかったのであるから、随分と早く行けるようになったものである。
寒河江は 山間部を抜けてた最上川と寒河江川がともに山形盆地に流れ出たところに位置する町で、今ではさくらんぼが有名になってはいるけれども
肥沃な土地を擁することから歴史は古く石器時代から人が住み着いており、江戸時代には紅花の産地として大いに栄えた様である。
目的地は 寒河江市北部にある柴橋の陸軍軍医学校跡であるが、まずは寒河江駅で降り、市内を見ることとした。
寒河江という地名は 先祖が神奈川県の寒川から移住してきたために 着いた名前ということになっているが、
二つの川の絵、双が江が語源とはないかと私は思っている。ただ市街地は二つの川の段丘上にあって意外と水の確保が難しかったようで
江戸時代、寒河江の殿様は、寒河江川の上流にある高松から水を引いていた。その水路を高松用水と言い、今でも水を満々とたたえ 
親水路として市民の憩いの場となっている。


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